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院長コラム【目と健康のおはなし】:いしかわ眼科

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院長コラム【目と健康のおはなし】

バックナンバー 2016年4月のONAIR

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放送日 内容

2016年4月2日

飛蚊症の正体と注意が必要なサイン

基本的には年齢でおこる眼の変化。しかしキケンな場合も・・・!

 

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眼の中には硝子体(しょうしたい)のという生卵の白身のような透明でドロッとした物質が詰まっています。これは本来、透明なのです。本来透明なはずの硝子体に、なんらかの原因で濁りができますと、その影が網膜にうつって目の前に見えるようになり、これが飛蚊症の正体です。

この濁りの原因として最も多いのは年齢の変化です。40代になると硝子体の性質が変化しきて少し緩くなります。

さらに年をとりますと、今度は縮んできます。特に60代になりますとこの変化が強くなります。突然の飛蚊症の原因はこの場合がほとんどです。ただし、近視の場合には、この変化が10年位早くおこります。基本は年齢で起こる眼の変化ですから普段気にならない程度の飛蚊症であれば放置しても心配ありません。

飛蚊症が急激に悪くなったり、濁りが強くて見えにくいなどの場合には注意が必要です。特に飛蚊症と一緒にピカピカと光が見える症状があるならば危険なサインです。年齢で起こる変化で網膜に裂け目ができている可能性があります。この状態を放置すると網膜剥離という失明につながる怖い病気になってしまいます。その他、眼の中の出血や炎症でも濁りがでることがあります。飛蚊症を自覚したら眼科を受診し、精密検査をうけて、放置しておいてよいものかどうかを診てもらうことが大切です。

2016年4月9日

もはや国民病!?花粉症の対処法

日本では約2,000万人のアレルギー性結膜炎の患者さん!その大半は・・・!

 

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花粉症は花粉によって目と鼻にアレルギーがおこる状態です。日本の約2,000万人のアレルギー性結膜炎の患者さんの大半は花粉症によるものであると推測されています。もはや国民病といって良いかもしれません。人間の「免疫」システムが過剰に働いてしまうのがアレルギー反応です。その原因になるものを「アレルゲン」と言います。北海道の春は、「シラカバ花粉」が主なアレルゲンです。花粉症の季節は、外出時にゴーグルやマスクをつけることをおすすめします。表面のけば立った衣類は花粉をからませるので、この時期には、なるべく外側がツルツルしたものを着て外出しましょう。帰宅時には、家のなかに花粉を持ち込まないために、衣服や髪をよく払ってから部屋に入り、洗顔、うがい、鼻をかみましょう。

花粉症の治療には、まず抗アレルギー点眼薬を使います。抗アレルギー点眼薬はほとんど副作用がなく、安全に使うことのできる薬です。花粉の飛ぶ量が多いときや目の具合によっては症状が治まらないこともあります。この場合は炎症を強く抑えるステロイド点眼薬を使います。とてもよく効きますが、副作用も強いのでドクターと相談しながら使いましょう。原因がわかっているならば花粉が飛散する前から抗アレルギー点眼薬を使っておくと随分と症状が軽くなります。市販薬のなかで唯一のおすすめは、防腐剤の入っていない人工涙液です。これは、目の表面に飛び込んだアレルゲンを洗い流すのにとても便利です。防腐剤の入っていないものをおすすめするのは、1日何回でも点眼できるようにとの考えからです。防腐剤が入っていますと逆に目の表面の細胞をいためてしまうことがあるのです。

2016年4月16日

日帰りも可能、現在の白内障手術

白内障手術は日本国内で一年間に約140万件も!そのめざましい進歩とは。

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眼の働きはよくカメラの構造に例えられます。カメラでいう絞りにあたる瞳孔、カメラのレンズにあたる水晶体、そしてフィルムにあたる網膜があります。白内障はこのレンズにあたる水晶体が主に年齢の変化で白く濁る病気です。水晶体が濁り始めると、ものがかすんだり、二重に見えたり、まぶしく見えたりし、進行すれば必ず視力が低下します。早い人で40代ぐらいからおこりはじめ、70代にもなればほとんどの方が白内障になっています。日本は長寿社会ですから、ほとんどの方がいずれ向き合わなければならない病気ということになります。白内障になると基本的には元の透明な状態に自然に戻ることはありません。飲み薬や点眼薬でも治すことはできません。時々、“これで白内障が治る”という触れ書きの薬剤やサプリメントの広告を目にしますがが、厚生労働省はこういった薬を認可していませんし、その効果も定かではありません。眼の中で濁りが生じているわけですからメガネやコンタクトレンズをしても視力は回復しません。進行した白内障に対しては最終的に手術しか視力を取り戻す方法がないのです。白内障手術は日本国内で一年間に約140万件も行われている日本の外科手術の中で最も多いポピュラーな手術なのです。白内障手術は濁った水晶体を超音波で砕いて取り除き、その代りとなる人工のレンズを挿入する手術です。麻酔もほぼ眼のみの局所麻酔で済みます。しかしこの手術は顕微鏡を使用した非常に繊細な手術でもあり、熟練した眼科医が行う必要があります。顕微鏡を使う事によって小さい傷口から手術ができ、約20年前は6㎜、それより前は10㎜だった傷口がいまや2㎜~3㎜になっています。傷口が小さくなることによって痛みと出血が少なくなり、手術時間が短く手術後の回復の早い手術になったのです。現在では日帰り白内障手術が多く行われています。しかし危険性がゼロになったわけではありません。特に手術後は合併症等の観点から医師の指示はきちんと守る必要があります。

2016年4月23日

どうする?子供の眼鏡

子供に眼鏡をかけさせると近視が進むんじゃないか・・・その心配にこたえます。

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お子さんの視力が低下していることがわかった場合、なるべく眼鏡はかけさせたくないお考えになる方も多いのですが、小学校の教室では一番後ろの席では視力0.7以下では黒板の小さな字や薄い字は見えにくく、0.3以下になってしまうと一番前の席でも黒板が見えなくなってしまうので学業に差し支えるのであればかけさせた方が良いでしょう。子供の近視がすすむ理由は主に2つあり、一つは「過矯正」といって自身の近視の度数よりも強い眼鏡をかけている場合、もうひとつは成長に伴って眼の大きさが変わって近視が強くなる場合です。成長に伴うものはしかたがないので定期的に度をチェックしてレンズを変える必要があります。過矯正は眼科などで度数の合った適切な眼鏡をつくることで防ぐことができます。

仮性近視とは「仮の性質の近視」と漢字で書きます。わかりやすく言えば「近視になりかけの目」ということになります。子供の場合ピントを合わせる力が未発達なのでうまく調節できなくてみえにくい状態になることがあるのです。この状態で眼鏡をかけますと本当に近視になってしまいますので注意が必要です。仮性近視の場合、きちんと眼科で治療をしたほうが良いでしょう。治療は調整麻痺剤というピントを合わせる眼の中の筋肉を少し休ませる目薬を使います。3か月程度治療しても効果がない場合はすでに真正の近視になっていますので、見えにくそうなら眼鏡をかけさせましょう。コンタクトレンズは自分で取り外しができるようになってからにすべきでしょう。トラブルが生じた時にすばやく自分でコンタクトレンズをはずせないと大変悪い状態になってしまうことがあるのです。早くても小学校高学年からになると思います。また、子供の眼に対して屈折矯正手術はもちろん適応にはなりません。

2016年4月30日

天才ダ・ビンチが考案!?コンタクトレンズ

「モナ・リザ」が先か「コンタクトレンズ」が先か、考案者はダ・ビンチ!?

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コンタクトレンズの原理は1508年ごろレオナルド・ダ・ヴィンチが「モナ・リザ」を書きあげた後くらいに考案したと言われています。しかし当時の工学技術がダ・ヴィンチに追いついていなかったのか理論的には可能というだけで実物は作られていません。実際にコンタクトレンズが初めてつくられたのは1887年のドイツで硝子製でした。現在主流のソフトレンズが販売されたのは1970年ごろです。使い捨てコンタクトレンズが出始めたのは1980年代後半~1990年初頭。いまやコンタクトレンズの安全性は飛躍的に高まり、日本では1000万人ものコンタクトレンズユーザーがいると言われています。

眼鏡とコンタクトレンズの違いはコンタクトレンズが黒目、つまり角膜に直接接しているということです。実はこの直接接するという特徴がコンタクトレンズの利点でもあり欠点でもあり、ケアの方法を誤ると手痛いしっぺ返しを受けることもあります。コンタクトレンズには微生物による汚染の危険性が常につきまとっています。その第一は手指を介してのレンズ装脱時の汚染ですが、これを防ぐには事前に手指を洗う習慣をつけることしか方法はありません。第二は保存ケースを介しての汚染で、ケースにしまってさえおけば中は清潔と誤解しているユーザーが意外に多く大きな盲点となっています。コンタクトレンズが直接角膜と接していると表現しましたが、じつはコンタクトレンズは角膜の表面に広がっている薄い涙の層の上に浮かんでいる矯正用具なのです。涙が正常に分泌されていることを前提に設計されていますので、涙が正常に分泌されていないと装用によりトラブルが生じるのは言うまでもありません。涙の中には、様々な抗菌物質や、ばい菌を捕獲するムチンという物質が含まれています。したがって、ドライアイなど涙の分泌や成分に異常がある人は、装用中に感染症を起こす危険性が普通の人の何倍もあります。まさにコンタクトレンズの快適さと危険性は隣合わせなのです。コンタクトレンズを使う場合は涙の機能が正常かどうかを、きちんと眼科専門医にチェックしてもらうことが肝心です。アトピー性皮膚炎の方、重症なアレルギー性結膜炎の方は装用に向いていません。しかし、最も危ないのはケアが雑な方です。例えば使い捨てコンタクトレンズを使い捨てないとか…ですね。

 

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