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いしかわ眼科

院長コラム【目と健康のおはなし】:いしかわ眼科

院長コラム

院長コラム【目と健康のおはなし】

バックナンバー 2017年1月のONAIR

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放送日 内容

2017年1月7日

老眼と向き合う

初期症状の気づき方

 

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老眼の多くは40代から始まって徐々に見えにくさが増していきます。老眼の初期では、老眼であること自体を気持ち的に否定してしまったり、老眼鏡をかけることにどうしても抵抗があるという方が多いようです。ですが、老眼の症状を軽く見て、老眼鏡を使わなかったり、適切ではない老眼鏡を使用していると眼精疲労や自律神経失調などの身体症状をきたす原因になるのです。老眼は目の調節機能の衰えで近くのものが見えにくくなる症状です。眼の中には水晶体というレンズがあります。遠くの物や近くのものにピントを合わせるためにこの水晶体が自動的に厚くなったり、薄くなったりしているのです。老眼の症状は近くから遠く、あるいは遠くから近くなどの距離の違うものにピントを合わせるスピードが衰えることから始まります。例えば、本を読んでして、ふと顔を上げた時に景色が最初はぼんやりして見えるけども、時間がたつとだんだんとはっきりしてくるなどの症状がこれにあたります。逆に遠くを見ていて手元の本を読もうとする時は、本を目から離すと読みやすくなるのです。対象を目から離すことで目が調節する分を補う形になるからです。老眼は年齢の変化で必ず起こる症状ですから、老眼になりやすい人、なりにくい人というのはありません。ですが、気が付きやすい、気が付きにくいとうのはあります。日常的に手元の細かい作業をする方、パソコンを使った業務をしている方は早くから気が付きやすいでしょう。近視の場合は眼鏡で遠くが良く見えている場合は、眼鏡越しで手元にピントが合いにくくなることで老眼を自覚しますが、眼鏡をかけていなかったり、弱い眼鏡で遠くにピントが合っていない場合は、元々、近くにピントがあっている状態なので老眼を自覚しにくいようです。老眼を自覚したら、眼科で適切な眼鏡処方を受けることが大切です。何をどの距離で見たいかによって度数は変化します。近く専用、遠近両用など、それぞれのライフスタイルに合った眼鏡を作ることが重要です。また、どうしても眼鏡を装用することに抵抗がある場合は老眼用のコンタクトレンズがありますので相談してみて下さい。老眼用のコンタクトレンズは、見え方に慣れが必要なので眼科医とよく相談して使いましょう。老眼は年齢とともに進んでいきますから、2-3年毎に度数が合っているか確認した方が良いでしょう。一度、眼鏡を作って安心せずに定期検診を受けることをおすすめします。

2017年1月14日

もういちど白内障のお話

老眼から白内障へ

 

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老眼は40歳くらいから始まるのですが、白内障は少し遅くてほとんどが50代から発症がはじまり、75歳以上では2人に1人に手術が必要になると言われています。白内障にはいくつか種類があります。老化による代謝低下を原因とする老人性白内障をはじめ、糖尿病などの病気が原因で発症するもの、眼の怪我やアトピー性皮膚炎などによるものも知られています。一般的にはやはり老化によるものが多くて、眼の中にある水晶体が濁ることにより視力が低下する、視界が霞む、光をまぶしく感じるなどの症状が出てきます。老化による白内障は進行がかなりゆっくりですので、初期の段階では自覚症状があまりなく、徐々に症状を感じるようになる方がほとんどです。いずれにせよ、個人差はあっても年齢を重ねることで誰でも起こりうるということは間違いありません。誰にでも起こるので白内障は眼の白髪だとも言われているくらいです。白内障の治療は、手術か点眼薬のいずれかになります。白内障の点眼薬は水晶体の濁りの進行を遅らせるという効果で、残念ながら濁ってしまった水晶体を元に戻すことはできません。また、点眼薬をつけていても老化のスピードには勝てませんので結局は進行してしまうのです。根本的な治療は手術以外に方法はありません。白内障手術は,医療機器の発達によって、以前とは比較にならないほど洗練された手術になり、術後の回復が非常に早くなりました。水晶体の中の濁った部分を超音波で細かく砕いて取り去り、代わりに、人工レンズを入れるという方法が一般的です。よほど重症でない限りは日帰りで手術できるということもあり積極的に手術を希望される方も増えてきました。ですが、なかなか手術を受ける決心がつかないという方もいらっしゃいます。よく、視力がいくつになったら手術を受けるべきでしょうかと聞かれるのですが、実は明確な基準がないのです。視力1.0でもまぶしさや霞みが強ければ手術をすすめますし、視力0.5でも生活上の不自由がなければ勧めない場合もあります。このような背景もあるので、別な眼科では手術を勧められたけども、別な眼科では手術はよしましょうと言われた、などということも起こりうるのです。ご自身のライフスタイルに応じて眼科医とよく相談した上で時期を決めるのが良いでしょう。ただ、すでに手術を受けられて手術後の見え方でお悩みになっている方も多いと思います。実際に術後まぶしさを強く感じる方もいますが、手術をすれば全てが良く見えようになるとの誤解もあるようです。健康保険の効く範囲の手術であれば、眼鏡が必要になる場合がほとんどです。自由診療の範囲の遠近両用のいわゆる多焦点レンズを入れても中間距離が見えにくい、夜間に見えにくくなるなどの問題があります。もともとの人の目は大変高性能ですから望むような完璧な見え方にするのは大変難しいのです。ですが、白内障のまま放置するよりはずいぶん良くなりますから見え方で不自由を感じている場合は眼科でよく相談してみてください。

2017年1月21日

怖い目のケガについて

あわてず対処するための基礎知識

 

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眼の怪我は、眼科の領域では「眼」の「外」の「傷」と書いて「眼外傷(がんがいしょう)」とよばれています。眼外傷には様々なパターンがるので、それぞれのパターンで眼に起きる変化を解説したいと思います。野球やサッカー、テニスのボールなどが眼に当たってしまったり、殴られたりして眼に強い衝撃が加わると様々な病気を引き起こします。自覚症状がない場合でも大変危険な状態であることも多いので必ず眼科を受診するようにして下さい。目を強くぶつけた場合は衝撃で眼球が破れてしまう場合と眼球が破裂せずに眼球の内側に障害が出る場合に症状が分かれます。眼球が破裂してしまった場合は、破れた眼球を縫い合わせて様子を見ることになります。損傷が激しい場合は元の状態の戻すことは大変困難ですが、破れ方によっては、視力を保てることもありますので、あきらめずに治療を受けましょう。以前に眼の手術を受けたことがある場合は、少しの衝撃でも切開した部分が破れやすい特徴があります。その場合、衝撃が逃がされるため眼の奥の網膜などには障害が出ていないことがあり、感染症などを乗り越えることができれば、希望をもてる場合もあります。衝撃が眼の中で障害をおこす場合では、眼の奥まで衝撃が伝わっているかでその後の視力が大きく異なります。衝撃により光の量を調節する虹彩(こうさい)が根本から切れてしまうことがあります。虹彩離裂という状態で、多くの場合は出血を伴います。虹彩は、角膜と水晶体の間にありますので、角膜と水晶体の間の小さな空間に出血が貯まってしまいます。これは前房出血とよばれる症状です。この空間は眼の奥までの光の通り道になっているだけでなく、眼の中の水が外に抜ける通り道にもなっているので、視力が下がるだけではなく、眼の中の水が抜けなくなり眼の内圧、眼圧が上昇してしまうのです。そういった場合は入院して安静にするとともに眼圧に対する治療が必要になります。どうしても入院できない場合は、頭を動かさないように、ベッドの頭側を高くして顔を上げた状態で安静にして下さい。目の奥に衝撃が伝わっていると大変危険です。網膜に衝撃が伝わると網膜が腫れてしまったり、網膜に裂け目や穴ができたりします。腫れているだけなら1週間程度で治ることが多いのですが、網膜が裂けてしまった場合は、網膜が土台から剝がれてしまう網膜剥離に進行することがあるので注意です。眼科医の指示があるまでは運動はしない方がよいでしょう。最初は裂けていなくても、網膜の腫れがひけてから網膜に穴が開くこともあるので落ち着いた後も1,2回は検査をする必要があります。眼球そのものが障害をうけるのみならず、眼球が収まっている顔の骨が骨折していることもあります。その場合は、眼球位置がずれてしまったり、眼球を動かす筋肉の働きが障害されたりして左右の視線が合わなくなり、ものが二重にみえる症状がでます。やはり手術が必要になることが多いので注意が必要です。自覚症状がなくても、大きな損傷を受けている場合もありますので、眼をぶつけた場合は、必ず眼科を受診して眼の奥までしっかりと検査することをおすすめします。

2017年1月28日

冬だからつらいドライアイ

この時期の乗り越え方

 

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冬になると肌の乾燥がつらいという方も多いと思います。そして、乾燥しているのは肌だけではないのです。冬はドライアイがつらくなる季節でもあるのです。冬は空気が乾燥していますので、涙の量や質に問題があると他の季節よりも乾燥しやすいと言えます。さらに暖房がその悪化に拍車かけています。ドライアイを悪化させる原因として有名なのが、三コンとよばれるパソコン・エアコン・コンタクトレンズの3つです。 パソコン作業は精神的に緊張状態が続くため、涙液の分泌量がさらに減少してしまうのみならず、瞬きの回数が極端に減るために、眼の表面の涙液の更新がされなくなるのでドライアイの症状が悪化するのです。OA機器がある場所はそもそも乾燥している場合が多いので、ドライアイの症状がとても強く感じやすいのです。可能な限り加湿器や保湿器を設置することをおすすめします。また、モニターを見上げる位置に設置していると目が見開いて眼表面の露出が大きくなるので乾きやすくなります。モニターを見下げる位置にした方が良いでしょう。寝不足・ストレスの大きい生活を続けると、自律神経の働きに悪影響を及ぼし、涙の分泌が少なくなったり、涙の質が低下したりします。目の前にある仕事も大切ですが、長く仕事続けるためには体調管理はとても大切ですので、時にしっかり休憩をするのも必要です。休憩時にスマホなどを見つめているといつまでたってもドライアイの症状は治まりません。休憩時間は目を閉じて眼を温めるなどして、回復に努めて下さい。目を温めるのは涙液に必要な脂の成分の分泌が促進されるのみならず、血流量が増して疲れが取れやすくなる効果が期待できるのでおすすめです。コンタクトレンズは眼鏡に比較して視野も広く、明るく見え、外観上も好ましく感じる方が多いので常用されている方も多いと思います。ですが、ドライアイという観点からみると評価は異なります。コンタクトレンズをしていると、瞬きの回数が減少してしまうとともに、眼の表面に分布する涙液量が相対的に減少しているのです。ですから、せめてオフィスでのパソコン作業中だけでもコンタクトレンズはやめて眼鏡を装用することをおすすめします。コンタクトレンズはしたいし、パソコンはどうしても長時間操作しなければばらない、忙しいのでストレスはたまるし、生活は不規則になってしまう、スマホは見たい、オフィスのエアコンを操作する権限がない、生活もあり中々、症状を悪化させる悪循環を断ち切れない事情もそれぞれあるかと思います。その場合、せめて眼科で適切な点眼薬の処方を受けてください。市販の点眼薬にも優れたものはありますが、効き目が強く症状により適した点眼で随分と症状が楽になることがあります。また、涙点プラグといって涙が鼻の奥に抜ける通り道を塞ぎ眼に涙をとどまりやすくする治療もあります。重症のドライアイは自律神経失調やうつ病を引き起こすことさえもあるのです。また、慢性的な充血もドライアイがひとつの原因です。そうなる前にできる対策をしっかりとりましょう。そして辛い冬の時期を乗り越えましょう。

 

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